- 93 名前:名無しがお伝えします [2008/05/17(土) 11:10:58 ID:FQgXZ7e00]
- >>92の続き
語彙 秋田弁では、近畿地方で古い時代に使われていた単語(いわゆる「古語」)が多く残っていると言われる これは柳田國男の「蝸牛考」の「方言周圏論」に基づく考え方である 例えば「馬鹿・阿保」を「ほじなし」というが 「本地なし」=「小作農」より転化したものだと言われている これは奈良時代に生まれた言葉で 馬鹿・阿保という言葉よりずっと昔からある その昔は都で使われ、小作農を差別するための言葉だった しかし、「馬鹿」「阿呆」など新しい言い回しの誕生により じわじわと周辺部に押し出されて広がり 秋田に根を張ったのだと考えられている このような例には、他に「徒然ない」に由来すると考えられる「とじぇね」などがある 秋田県内にアイヌ語に由来すると考えられる地名は数多くあるが アイヌ語から秋田弁に入った単語は無いと言われている
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