- 1 名前:ねこ名無し ★@\(^o^)/ mailto:sage [2017/02/13(月) 01:35:49.61 ID:CAP_USER.net]
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中国・軍事学校の教授が危険視していた『ズートピア』(AP) アニメのアカデミー賞と呼ばれる第44回アニー賞は、ディズニー映画「ズートピア」が作品賞のほか、監督賞、キャラクターデザイン賞、絵コンテ賞、声優賞、脚本賞の最多6部門で受賞し、他の作品を圧倒した。アカデミー賞でも長編アニメ映画部門でノミネートされており、「本命」の評判は揺るがない。 昨年2月に米国で公開されて以降、日本をはじめ各国で人気を博した作品だが、現在は日本を抜いて世界2位の映画市場となっている中国でも大人気だった。中国では、国家新聞出版広電総局により海外映画の劇場公開は30日と決まっているが、あまりの人気に上映を2週間延長するという異例の措置が取られたほどだ。 中国の軍事学校の教授が当時、この作品の人気に触れ、「米国のプロパガンダ(政治宣伝)」と危険視していたのを思いだす。 肉食動物と草食動物が共存する世界で、肉食動物が次々に失跡する。ウサギの警察官は、肉食動物たちが凶暴化したため、ライオンの市長が隔離したことを突きとめる。ライオン市長が失脚した後、市長の座に就いたのは、ヒツジの副市長だった。実は事件の黒幕はこのヒツジ−−というのがおおまかなストーリーだ。 なぜ、これがプロパガンダなのか。 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は昨年4月、軍機関紙「解放軍報」に掲載された教授のズートピアについての論説の内容を報じた。この教授は、映画のストーリーにおける「役割の逆転」に「陰謀のにおい」がすると主張。WSJによると、教授は「現実の世界ではオオカミがヒツジを食べるのに、反対に描かれている」と指摘した。ヒツジが裏で糸を引き、強い肉食動物を倒すことはありえないという“常識”が、この映画で覆されているのが気に入らなかったようだ。 そこがおもしろいところだと思うが、教授は「子供でさえも理解できる常識がハリウッドによって真逆にされている」とし、「ハリウッドはこれまでも人気映画を使ってプロパガンダを仕掛け、アメリカ的価値を押しつけてきた」とも批判していた。 当時の記事を読み返しても、「映画の世界、しかもアニメの話ではないか」と吹き出しそうになるが、昨今のハリウッドの状況が頭をよぎった。 映画製作会社や映画館チェーンの買収など、ソフト、ハードの両面でじわりとハリウッドに進出する中国企業に対し、米連邦議員らが昨秋、「中国のプロパガンダの影響を受けかねない」と米政府に警鐘を鳴らしていたではないか。中国も本気で仕掛けてくるかもしれない…。 (産経新聞ロサンゼルス支局長・中村将) www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20170212/enn1702121000003-n1.htm www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20170212/enn1702121000003-n2.htm
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