- 512 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2025/04/28(月) 10:21:58.00 ID:AuNLagCl.net]
- ダイクストラが言う構造化プログラミングはモジュールとか抽象データ型とかも含む広範で抽象的な概念として説明されている。
連接・分岐・反復で構成しようという話はそれより前に発表されたものだが、この時代は構造化もクソもないプログラムがまかり通っていたという前提がある。 まずはその三要素を基礎に据えて構成したらわかりやすくね? という提案 (というか感想?) に過ぎず、それで全て事足りるみたいな主張ではない。 (理論上は連接・分岐・反復で全て表現可能であるという証明はされている。) 構造化プログラミングの考え方のキモは構造は人間の認知の中にあるということ。 人間が思考しているときの構造を書き表すためにどんな言語機能 (またはデザインパターン) があればよいの? ってのが構造化プログラミングの議論なんだよ。 書いた人が思ってる構造が表現されているなら構造化プログラミングだし、構造化プログラミングのために用意された機能を使っていても構造が表れていなければ構造化プログラミングではない。 まあついでに言えば書き表されたものについて (コンパイラも人間も) 検証しやすいことも大事だ。 機械的に goto を除去したらむしろ構造が失われるという例をクヌースが出したりもしていて、結局のところはどんな機能も正しく使えば正しいし、悪い使い方をすれば駄目になるというシンプルな話。 そんなわけで break が構造化を崩すか崩さないかは使い方による。 ただ、常識的に考えて break は goto より構造を破綻させにくいだろうってだけ。
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