- 869 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2025/01/16(木) 23:35:14.70 ID:N/7GMQUm.net]
- ところがどっこい
型注釈無しでは型推論ができない、あるいはエラーにすべきか型チェッカが判定できないケースが存在する まず簡単なのは、ユニオン型だ f:: () -> Int | Str みたいな関数は注釈なしでは、ふたつの箇所で異なる型を返してるのが間違いなのかどうか型チェッカには判定できない パラメータ多相を使う高階関数も型推論が困難だ map :: (a -> b) -> [a] -> [b] これがたとえば二カ所で map :: (Str -> Int) -> [Str] -> [Int] map :: (Str -> Str) -> [Str] -> [Str] と使われていたら、型チェッカは map :: (Str -> Int|Str) -> [Str] ->[Int]|[Str] だと推論するかも知れない。もしそうなると、 map :: (Str -> Str) -> [Str] -> [Int] という使われ方をしていても、チェックに通ってしまうことになる リフレクションやメタプログラミングをしている場合も勿論、コードだけから型推論するのは困難だ 逆に言えば、このようなケースに適切に型注釈をつければ、その他の部分は推論できるようになるので、生産性が格段に上がる
|

|