- 3 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2015/03/29(日) 09:13:31.74 ID:GkIk9IkP.net]
- アドラー心理学によれば承認欲求と所属欲求を同時に満たすことは難しい。
承認欲求に囚われれば所属欲求を失い、承認欲求を手放す事で所属欲求を得る 多くの人々が承認欲求に惹かれるのは1時的な刺激と満足感が所属欲求のそれより高いからである。 しかしそれは不安定で持続性がない。 所属欲求は他者との良好な関係を必要とするが故、他者を必要とするが、 承認欲求を満たすために必要となるのは 1自分の存在価値を満たすため羨ましがってくれる他者 2優越感を感じるための比較対象としての他者 である。承認欲求を満たすためSEXするには、1同じくSEXしたがってる他者2童貞が必要なのである。 しかし、それは安定供給できるものではない。 そして皆が幸福になることはできない。 1950〜70の時代、承認欲求を満たすためには東京に行き成功するのに10年の時間とリスクと労力を見なければいけなかった。 だから皆承認欲求を諦め、地域で所属欲求を満たしていた。 1980〜99の時代、車や服や流行の先端を消費することで、ある程度誰でも承認欲求を満たせるようになった。 だから皆、消費することで承認欲求を満たそうとした。 2000〜現在、承認欲求を満たす最先端はスマホとネットである。取り出してタッチするのに10秒とかからない。 より多くの人が時間と労力をかけずに承認欲求を満たせるようになったが故、承認欲求中毒になる人が増えたのである。 だが承認欲求は1時的にしか満たせない、にも関わらず1度承認欲求に囚われると「満たされたい」という気持ちは一生続く。 例えば結婚して承認欲求を満たしても1年も経てば飽きてくる。年を取り容姿が老けることは辛くなった。 流行最先端の物を手に入れても、羨ましがってくれる人がいなくなったり、皆当たり前のように持てば承認欲求は満たされない。 今の時代、技術の発展したにも関わらず。それと共に昔の共同体感覚が失われ、 1時的な幸福感を得られても慢性的に不幸なのはこのためである。 「嫌われる勇気」岸見一郎より
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