- 1 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2005/11/06(日) 19:45:18 ]
- プログラミング言語処理系の開発に興味のある人達のスレッドです。
字句解析・構文解析から,データフロー解析,ループ並列化,データ分散,SSA変換, CPS変換,レジスタ割付,命令スケジューリング,ソフトウェアパイプライン, SIMD命令生成,VLIW向けクラスタリング,スクラッチメモリ向け最適化,リンク時最適化, JIT,動的バイナリ変換等の各種最適化,それにVM,GC,低消費電力化などなど。 意味論に関する話題も歓迎です。 前スレ 1 pc.2ch.net/tech/kako/981/981672957.html 2 pc2.2ch.net/test/read.cgi/tech/1021136715/ 3 pc5.2ch.net/test/read.cgi/tech/1070089173/ 4 pc5.2ch.net/test/read.cgi/tech/1100097050/ 5 pc8.2ch.net/test/read.cgi/tech/1106129164/ 6 pc8.2ch.net/test/read.cgi/tech/1115335709/ 7 pc8.2ch.net/test/read.cgi/tech/1129287390/ 関連リンクは多分 >>2-10 あたり
- 783 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2005/12/14(水) 15:20:39 ]
- 言語の設計には必ず設計目的があり、
設計目的はその時点での背景がある。 そういうことを考えずに闇雲に優劣をつけようとするのは無意味なことだ。 以下に技術的背景が言語設計に及ぼした影響について幾つか例を挙げる。 まず言語は既存言語の存在を前提にしている。新しいものは特にそうだ。 Javaの例で言えば: JavaはCが存在していて必要ならば使うことができることが前提だから 比較的汎用指向の言語でありながら Cで書くことが適切であるようなハードウェアレベルの記述機能を 潔くスッパリ切り捨てた設計ができている。 例えば、バイトコード&仮想マシンの採用やポインタ演算の放棄などがそうだろう。 Javaではそれらと引き換えにより厳密な静的型検査が可能になり、 それがバイトコードの検証といったセキュリティ技術、 ひいてはモバイル・コードの実現といった当初の設計目標を支援している。
- 784 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2005/12/14(水) 15:21:25 ]
- また、言語は設計当時の技術水準を前提にして設計されているし、
当時重要であった課題を優先して解決するように設計されている。 FORTRANの例で言えば: FORTRANの行指向な言語設計は行単位に1枚のカードが使われていた ハードウェア技術に大きな影響を受けている。 構文解析が案外面倒な面倒な算術式のパース技術が取り入れられた背景としては 当時算術演算を手軽に記述できる言語が他になく正にそれが求められていたからだ。 その一方で計算機のメモリやディスクの容量が限られていたこともあって プログラム規模が当時は現代より比較的小さかったので ユーザ定義のデータ型への需要は相対的に小さかったためそういう機能は貧弱だ。 LISPの例で言えば: 何よりAI研究で必要な柔軟なデータ形式である リンクリストやそれを利用したツリーを簡単に操作できることが優先目標だったから それが充実している一方で、算術式はお世辞に読みやすいとは言えないし、 効率のよいランダムアクセス可能な配列といった機能はなかった。 (近年LISPを語る際によく言及される、 メタな機構が充実したのはちょっと後のことで誕生当時の古LISPでのことではなかった筈だ。 言語のメタな構造がLISPが解く意図するツリー構造と相性がよかったこと、 元々の適用分野がAI研究だったことなどが影響しているのだろう。)
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