- 236 名前:225 mailto:sage [2006/01/28(土) 14:59:56 ]
- >>235 の続き
結論: BCB5/VC6 で作成した B.DLL においては、C ランタイムルーチンのうち、少なくとも malloc/free/new/delete しか使わない分には、A.EXE で作成したスレッド内で B.DLL の関数を呼び出してもメモリリークしない。スレッドの作成に _beginthread(ex) を 使う必要もない。 VC6 で MSVCRT.DLL とリンクする B.DLL では、A.EXE で作成したスレッド内で B.DLL の関数(内部で C ランタイム関数を呼ぶもの)を呼び出してもメモリリークしない。 VC6 で libcmt.lib とスタティックリンクする B.DLL では、DllMain で DisableThreadLibraryCalls() を呼ばなければ、A.EXE で作成したスレッド内で B.DLL の関数(内部で C ランタイム関数を呼ぶもの)を呼び出してもメモリリーク しないが、DisableThreadLibraryCalls()を呼ぶと、B.DLL が内部で呼び出している C ランタイムルーチンによってはメモリリークする可能性がある。 他にも色んな組み合わせが考えられますが、とりあえず自分が知りたかった 「A.EXE で作成したスレッド内で B.DLL 内の関数を呼び出してもメモリリーク しないのか」は検証出来ました。この程度の実験で検証出来たと断言して良い のかはわかりませんが。 BCB5 の C ランタイムルーチンは DLL_THREAD_ATTACH/DETACH をきちんと処理して いないものと思われます。BCB5 で作った DLL はマルチスレッドアプリケーション からは使いにくいですね。 VC7 以降とか GCC とかではどうなんでしょうね。 検証の仕方が間違ってたらご指摘下さい。
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