- 306 名前:デフォルトの名無しさん [03/12/13 15:23]
- J2EEは今日、さまざまのミッションクリティカルなビジネス上の問題を扱っている。
しかしながら表面的なものを振り返れば、J2EEが成熟さを欠いている、 いくつかの認定可能なリスク領域が存在するということを、銘記すべきである。 ・自動パーシステンスが提供されるEJBは、未だに未成熟である。 ・Java接続アーキテクチャ(JCA)は、新しい技術である。 ・あらゆるWebサービスのサポートは、新しい技術である。 マイクロソフトの.NETにとっては、話は少し違ってくる。.NETのいくつかはWindowsDNA に基づいている。それはまた今日様々なミッションクリティカルなWebサイトの運用に用い られ、成功を収めている。しかしながら ・新しいCLRの下では、基礎をなしている.NETプラットホームのかなりの部分が実質的 に書き直されている。実際プラットホームそれ自体は、目下の所β版しか入手できな い(註:今日では製品版が提供されている)。 ・C#は新しい言語である。 ・あらゆるWebサービスのサポートは、新しい技術である。 結論としては、J2EEの方がより成熟したプラットホームであるということだ。 J2EEにおけるある種の新規の特徴が、新しくかつリスキーであることは事実である。 しかしながら.NETの基礎の基礎をなす構造は、完全に書き直されており、C#言語全体 が完全に新しく開発されたものである。このことは新しいJ2EEの特徴と比較しても、 極めて大きなリスクを伴うことを示している。.NETについての最良の特色は、 それがCOMレジストリの依存性を排除していることにある。即ち.NETは、 DLL地獄とサヨナラしたのである。しかし、.NETについての最悪の特色は、 今存在しているインフラを追い出してしまうということにある。リスクが嫌なら、 この(.NET)ような第1世代のソフトウエアに対しては「じっと待って観察する。」 というアプローチをとることを勧める。
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