- 282 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [04/02/20 12:49]
- 少し前に、「カードキャプターさくら」という、NHKで放映されたマンガが
流行っていました。うちの息子(36歳、無職)も、「さくらたんハァハァ」と 一生懸命見ています。だいぶ前に終わったのに、ビデオ屋などに行くと、根強 い人気を持っているとのこと。 さて、「さくら」という名前を女の子に付ける親が、ここのところ急増したと、 先日の「朝日新聞」に書いてありました。今の若い人は知らないと思いますが、 桜は戦争=軍国主義のシンボルでした。アジアの人々の心をあざ笑うかのよう に、最近の靖国公式参拝を公言し、異を唱える市民を「頭のおかしい人」と冷 笑するタカ派の小泉首相の異常な人気を考えると、さもありなんという気がし ます。 このマンガは、主人公の女の子がいきなり「あんたはカードキャプターや!」 と有無を言わさず言われて、戦わされます。私はふと、かつて若者が「赤紙」 1枚で無理やり兵隊に取られた過去を思い出しました。そんな時代はもういや です。スタッフの皆さんには、戦争で亡くなった方はいないのでしょうか。平 和を愛する人間らしい気持ちはないのですか!なによりも平和が一番です! また、「愛がなくなるなんて悲しすぎるよ」と言って、悪役と戦うシーンがあ りますが、侵略戦争はいつも「お国のため」といったきれい事のもとに行なわ れるのです。このマンガが、軍国主義を扇動している危険なマンガに見えるの は、私だけでしょうか。 NHKは不偏不党と言うのは、真っ赤なうそだと、本多勝一さんも書いておら れます。実際には、世界に誇る平和憲法をないがしろにする、危険なマンガを 垂れ流しているのです。 私には、NHKをつけると映ってくる、この小さな女の子の「はにゃーん」と いう声が、若者を戦争へと駆り立てる軍靴の足音に聞こえてなりません。カー ドキャプターならぬ、赤紙キャプター「同期の桜」の時代はもうたくさんです!
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