- 321 名前:317 mailto:sage [02/07/21 14:04]
- 最後にlogicとの関係だが、linear logicっていう「命題を使える回数」も
考慮した論理があって、linear typeも元々はそこから派生したそうな。 どんな論理かというと、よくある説明なんだが、 命題P = 「あなたは120円を持っている」 命題Q = 「コーラを買える」 命題R = 「お茶を買える」 とおいて、Pと「PならばQ」と「PならばR」の3つが成り立っているとする。 すると、普通の論理ならPを2回ほど使って「QかつR」を結論できてしまうわけだが、 120円でコーラとお茶の両方が買えるってのはおかしいよな。 だから、そういう「使ったらなくなる」ものを考えに入れて、 「命題Pは一回しか使えない」みたいな性質も考慮できるようにした論理が linear logicというわけだ。上の例だと、Qを結論することはできるし、 それとは別個にRを結論することもできるが、「QかつR」を同時に 結論することはできない。
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