>>310 309ですが使っている環境は何の変哲もないですよ。 Windows XP に MPICH2 と Visual Studio 2008 Express Edition を入れてます(あと MinGW も)。 用途は数値シミュレーションで、Windows PC で小さな問題サイズで実行できるところまで作って、 Linux クラスタに移して大きな問題サイズで実行、実験データを採るというパタンが多いです。 クラスタの計算ノードはマルチコアなので OpenMP も併用しています。
最近書いたコードは、逐次、OpenMP 並列、MPI 並列、OpenMP + MPI ハイブリッド並列の 4つのバージョンを同じソースから条件コンパイルで生成できるようにしました。 VS 2008 EE では OpenMP をサポートしているので、MPICH2 と組み合わせることで 複数の並列化の方法を実際に試して性能のいいものを選ぶという芸当が Windows 上でもできます。(^^)
ああ、そうだ、Windows 上で実行できることのメリットを1つ思い出しました。 上述のコードは逐次プログラムとしてコンパイルしたときにはデバッグ用の GUI を表示して 操作できるようにしました。同じことは Linux クラスタから X の窓を飛ばすことで実現できますが クラスタの計算ノードに X ライブラリが入っていなかったり Windows 側に X サーバが必要だったりで 何かと面倒です。かかる手間が少ないという点で Windows で実行できることに意味があると思いました。