- 769 名前:,,・´∀`・,,)っ-○◎● mailto:sage [2009/01/23(金) 02:09:19 ]
- ま、とりあえず俺の情報源のひとつ晒しておくわ。
暗号アルゴリズム及び関連技術の評価報告 cryptrec.nict.go.jp/cryptrec_03_0424_outrep.htm S-boxを使わないRC6はかなり高い評価を得てるよ。 一般的なバイトマシン・ワードマシンでビット演算でやったらめちゃくちゃコストかかる演算を LUTなら簡単に実装出来たりする。S-boxの多くは、RISCプロセッサのビット演算にそのまんま展開すると とんでもない演算数がかかったりするんだが、それは暗号理論的な堅牢性の根拠としては弱いと思うよ。 バイトマシン・ワードマシンじゃなくて、ビットマシンとかASIC・FPGAだったら? たとえばDESのS-boxはAND/OR/NOT/XORの基本的な1ビット論理演算で たったの平均56ゲートで構成出来る。 これは具体的にいうと32ビットワードの全加算回路に必要なトランジスタ数よりもかなり少ない。 AESのS-boxは・・・実装についての論文あったけど、いくらだったか忘れた。 (総当たりで最短を検索するプログラムが手元にあるけど8ビット×8ビットのS-boxは計算時間的に流石にきつい) 見方を変えようか AESやCamelliaはS-boxを除けば、DESのIP・E・P・FPでやってるような複雑なビット単位の 攪拌処理をやらずに、世界最高水準の安全性を実現してるわけだ。 更にいうと、CamelliaはS-boxは実質的に8ビット入力×8ビット出力のものがたった1つだけしかない。 その点でみてソフトウェアでの実装の複雑さと暗号的な強度は別モノと考えてる。
|

|