- 265 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2006/12/25(月) 20:00:37 ]
- 民明書房刊「マニュアル嫁」
第六章 結婚前後の諸心得 第二節 甘美な新婚旅行 - 入浴をするとき - 夫としては、 「どうです、一緒に入りませんか」 というのが一応のエチケットとなっている。しかしお互いにまだ清浄な関係 である場合には、新婦としていきなりその言葉に従い、いそいそとして夫につ いて行くのはどうかと思う。初夜が済むまでは矢張り、ほのかな羞恥の色を漂 わせながら、にこやかに 「ええ、でも、あとでいただきますわ」 と柔かく辞退して別々に入浴する方が好ましい。夫としてもそれが花嫁のエ チケットだと思って、しつこくすすめないことである。 しかし初夜が済んでからは、最早や完全な夫婦となったのであるから、二人 で入る方が却ってよろしい。そうだからといって、矢張り女としてのはにかみ は忘れてはならない。湯船に入るときでも 「おねがい、向う向いてて」 などといっておいて、静かに入る。また湯船の中でも、乳のあたりへはタオ ルを軽く当てて、ともかく露骨になるようなことは避けなければならない。
|

|