- 184 名前:デフォルトの名無しさん mailto:sage [2005/04/29(金) 11:43:24 ]
- タイプ理論
20世紀初頭、集合論を使って数学の基礎を再構築する試みが開始された。 数学基礎論の源流には、以下の3つの流派があった。 (1)論理主義 (ラッセルに代表される考え方) (2)形式主義 (ヒルベルトに代表される考え方) (3)直観主義 (ブラウワーに代表される考え方) ラッセルの提示したや り方が「タイプ(type)理論」(the theory of types)である (ラッセルの提示したタイプ理論は「分岐タイプ理論」と云うが、 ラムゼー(Ramsey F.P.)は、それを簡素化して、単純タイプ理論にした)。 ラッセルの導入したタイプ理論を要約すれば、以下の2点が主張 である。 (1)モノは、(以下に記述するように)いくつもの階層(=型)から構成されている (これを、 「高階」の構成という)。 タイプ0:個体{a, b, c,...} タイプ1:個体の性質 f(x) [つまり、「関数」] タイプ2:個体の性質の性質 g(f(x))[ つまり、「関数の関数」のこと ] : タイプ(N−1) タイプN (2)代入規則:タイプNの 関数は、タイプ(N−1)の対象を代入項とする。 したがって、「W∈W」(同じレベルの代入)は無意味となる(「タイプ理論」ではW∈{W}が正しい扱いとなる)。 ちなみに、W={W}が成立することもある。これを「不動点」という。 数学者たちが、モノを「高次に(高階に)構成された構築物」と観る原点が、ここにある。 モノは「無定義語」であって、「関係 (関数)」のなかで扱われるパラメータ(項)に過ぎない。
|

|