- 428 名前:Now_loading...774KB mailto: [03/06/04 03:34 ID:???]
- なにを焦っているのだろう?
真骨頂である擬似3Dの動きも、動きだけで感情を伝える動作も堅調だ。 効果音も、統一された明度の色使いも、繰り返し再生するたびに確認できる 細かな台詞や動きも申し分ない。 氏の持ち味であるややブラックな内容も相変わらずだろう。 落ちのパターンも決まり、連載に耐えうるストーリーの様式美に はまる要素も用意されいる点も楽しみではある。 ただ、余裕が無い。 時間が無かったのだろうか?新しい塗りをテストしたかったのだろうか? それとも、アニメーションに執着しすぎたのだろうか? いずれにせよ、余裕が無さ過ぎるように感じる。 いつもの遊びはどうしたのだろうか。余裕があるときであれば、振り返った ひったくりをクリックすればひったくり視点のギミックの表示、分岐された おまけのムービーへと分岐といった遊びが入ってもおかしくないはずだ。 氏の作品は、Flashのムービーであることがひとつの楽しみであり、魅力であった。 精緻なアニメーションなどはアニメにやらせておけば良い。 せっかくFlashの動作の遅さに耐えられる線にし、塗りにし、繰り返し見ることも 楽しめる内容にしたはずなのに、ただのアニメーションになってしまっている。 これ以上その方向に進んでも何も無い。氏以外の誰かでも行ける。すでに居る。 細かな遊びがまさに「職人」と呼ぶにふさわしい氏だけに残念だ。 繰り返す。アニメーションも音楽も最高レベルだ。あせる必要は何も無い。 しかし、そうではない。そちらではないのだ。 氏がそれを望んでいるかは解らないが、そちらではないのだ。 氏の持つ可能性は、そちらではない。そちらだけではあまりにも惜しい。
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