- 697 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/11/15(日) 19:09:52 ID:J/oD2AyA0]
- 超えてはいけない敷居を超えてしまったパンダ
もう後には戻れない しかし王は目を静かにつむり受け身になるばかりで積極的にパンダを求めようとはしない パンダの白い手はついに王の畝にまでせまる 「うっ」 王が呻く 「ごめん、痛かった?」 そう言ってパンダは王の畝からわざとらしくさっと手を引く 「大丈夫だ、痛くなんかない」 王がそう言うだろうことは分かっていた、王から求めるようなセリフを言わせる 主導権を握りたいわけではない、王に主導権を握らせたいための健気な主導権争い 「かまわない」 王の勅令が出た パンダは素早く王の敷居を引きづり下ろす 露わになった畝は天空へとそびえたち、もはや山と言ってよい有様だった
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