- 394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/06/17(水) 23:25:25 ID:a8Omp/EuP]
- 俺が憂えていたのはしとりっぷに着いた時間で、それは18:00くらいだったのだが、
ちと遅すぎて良い席が取られてしまっているかもということを心配していた。 しかし、受付を見ると、誰もいない。 (・д・?) なにこれ。 何で誰もおらんの? しばらく物悲しい臭いを堪能していると、「何ですか?」とつめたい声が。 なんかおばあちゃん登場。めちゃめちゃ警戒してる。 「女の裸が見たいんですけど」 「は?」 「いや、岐阜からこれ見に来たんですけど、やってないんですか?」 「8時からだから」 めちゃめちゃ無愛想。 言いながら背を向け、ハスキーのお皿に水を汲んでいる。 「客とかめんどくさい。あたしゃハスキーにお水やらなきゃならないんだから」 とか思ってそう。 優先順位が完全に「ハスキー>客」です。逆転してます。 大事なものを忘れた老婆。 よく考えると、開演時間も大分おかしい。 岐阜のまさご座なら12時から開館しているのに、なんと、20時開館なのだ。 やる気なし。 理由を聞くと明快。「客がこねえから」 もう、物悲しいを通り越して気が滅入る。 んで、演目とか「ポラ」「タッチ」とか見慣れたものでなく、「天狗」だし。 初見なんですけど。 てんぎゃん出ました。 なにその天狗って。めちゃくちゃ見たいじゃねーか。 とりあえず見る理由が出来たので一時撤退。 温泉に入ってのんびりしていると、あっという間に20:00に。 「早めに着いてましょう。いい席を取られちゃいますよ!」 俺は先生を急かしたが、全くそんな必要はなかった。 客は俺と先生を入れて、3人。 他の客は、赤ら顔の、助平そうなおじさん一人なのだ。 50人くらい入る掘っ立て小屋にぽつんと3人で座る物悲しさ。 「お客さん、もっと舞台のほうへお願いします」 のアナウンスも物悲しい。 次から次から、これでもかというほど物悲しいづくしのしとりっぷ。 来てよかった。 まじで。 従業員はというと、 オーナーらしい、客にも態度のでかい男、受付の愛想の悪いおばあさん、 演目を読み上げたり司会進行をするおばあさんの3人。 さらに踊り子さんを雇っているので、完全に客の数をオーバーしてしまっている。 儲かるのか。
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