- 700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/03/03(火) 00:03:51 ID:SMP6BVbY0]
- 俺はずっと探していたんだ。スズメの手を。繋ぎあえる手さ。
人は弱い。一人じゃ何もできない。俺は小さなときからずっと独りだった。 家族とは年に数回食事をするだけ。母親が時々くれる電話が嬉しかった。 別に恨んじゃいない。あの人たちにはあの人たちの生き方がある。 だから俺は自分を守るために自分の信じるように生きてきた。 それが甘えだと自覚もしている。いつの間にか俺は親からも社会からも必要とされなくなっていた。 自分でもどうして生きているのかよくわからなくなった。何もかもどうでもよくなった。 だから終わらせようと思った。でもその日スズメが現れて笑ったんだ。 驚いたよ。その瞬間すべてが変わった。俺自身も俺が見ていた世界も。 そしてスズメは俺の手を取ってくれた。それからスズメは毎日ここに来て俺と会ってくれた。 笑っちゃうけどあいつ俺を / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\んだ。 \ 俺はずっと探していたんだ。| うるさい黙れ |スズメの手を。 /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∨ (゚д゚ ) <⌒/ヽ-、__ノヽノ | /<_/____/ < <
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