- 740 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/02/24(火) 18:09:47 ID:kqqed11S0]
- 大学4年のクリスマスイブに、社会人になってた憧れの先輩が
六本木でおごってくれた。サークルの飲み会では話が合ったし、 帰る方向がいっしょだったけど、二人で飲むのは初めて。 緊張してたのか、おれは会話もそこそこにバカバカと飲み狂い、 ライブバンドが入ったフロアで先輩に手を引かれるままに踊り、 やがてチークタイムになり、0時のカウントダウンのとき、 勢いで「失礼しまっすっ」っていって首筋にKiss 「あら」とおれの顔をまっすぐ見て、先輩は微笑んだ・・・。 電車がなくなる頃、店を出て「さぁ、どうしましょっか」と 先輩が歌うようにつぶやくのを聞いた瞬間おれは植え込みに かがみ込んだ。 「せ、先輩。背中さすんないでくださいよぉ」 「いいから、いいから」 「だいじょうぶですから、ちょっと向こうで」 「ほらほら、しゃべると喉つまるわよ」 けっきょく、それ以降はなんもなし。おれの青春はオワタ。
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