- 444 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/12/14(日) 17:57:57 ID:9VzxvhCA0]
- [804]名無しさん@お腹いっぱい。<sage>
2008/12/12(金) 22:11:53 ID:8spEw2EB0 (つづき) クリの危惧は上で書いたとおり、「その企業がその楽曲を使って商売する時に、その付加価値的要素として初音ミクと錯誤され やすいようなパチモンキャラで商展開」する場合だ。 クリの言葉を用いるなら「商品化するにあたり名称を使用せず、歌手名やキャラクター(二次創作含む)について曖昧な表現が 故意に含まれる可能性があると捉えられる」場合。 ここでは仮に「ネ刀音三ワ(ねがたな さんわ)」という、姿形がミクそっくりのキャラクターだったとする。 で、この手の企業は「初音ミクの名称もキャラクターも使用してないもんねー、連絡も不要だもんねー」と押し切ろうとする。 ここを看過した場合、クリの権利を侵害しているレベルの「初音ミクに限りなく近い何か」を、この企業は自社が権利を持つ オリジナルキャラクター「ネ刀音三ワ」としてふるまう事を許してしまう。 「ネ刀音三ワ」は当然ながら、この企業と契約した作家の楽曲とセットで商展開することになる。 もし、動画共有サイトにこの曲を使用した「初音ミク」のキャラが出てくる動画や、これに関連した派生作品がある場合、この企業 がある日突然こんな事を言い出す可能性がある。 「この曲は弊社のキャラクター“ネ刀音三ワ”の曲です。この動画に登場するキャラクターはネ刀音三ワに類似しており、明らかに弊社の 権利を侵害していると言えます。削除を要請します。」 こうなると、その曲に関しての派生曲や派生動画を作りづらくなるだけでなく、初音ミクのキャラを使用している動画が「ネ刀音三ワ」の 著作権を侵害していると言われかねない状況に陥ってしまう。 さらに、この企業により「ネ刀音三ワ」の楽曲とそれに付随する権利などが著作権管理団体へ信託されてしまった場合、別途展開 していた他の関連商品が、「初音ミク」に加えて「ネ刀音三ワ」の権利も取得しなければならなくなったり、権利処理が混乱・重複する 可能性がある。 こうなってしまうと、いくらクリが初音ミクを自由に使えるようにしても、この「ネ刀音三ワ」の様なキャラがいる限り、ボカロ動画がいつ 消されてもおかしくない状況が出来上がってしまう。 これでは、作品の共有と派生によって成り立ってきたボカロ界隈のCGM形態は完全に崩壊してしまう。 元動画がキャラ使っていると楽曲が二次創作扱いになるとか、クリが動画の権利を主張してるとか、思いっきり的外れな意見はもう 最初の印象からの妄言でしかないから。 クリが初音ミクや他のボカロの利用を自由にしても、それとは別のところで、別の企業が権利主張することで、現在の比較的自由な ボカロ創作活動が阻害されるというのが最大の懸念なんだよ。 もしこの状況に陥ってしまったらクリはその企業と裁判をやるしかなく、ケースによりけりだがもし負けた場合、ボカロ創作は完全に自由を 失ってしまうんだよ。
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