- 637 名前:転載 mailto:sage [2008/08/25(月) 17:02:29 ID:g8F6JFhmO]
- ある日メールが来た。
自分と近い年頃の女性らしく、何度かメールのやり取りをする内にかなり仲良くなった。 当時、粘着荒らしに悩まされ、周りにもこんなことを相談できる友人もいなく、自分は精神的に参っていた。 気がつけば、その女性とのやり取りが何よりの楽しみになっていた。 やはり理解してくれる人がいるのは良いことだと思う。 その女性以外から来るメールの全てが、粘着からの煽りだったのだから。 ある時女性が、自身の個人情報を書いたメールを送ってきた。 「会いませんか?」 精神的に弱り、女性に少なからず依存していた自分は、これを断れば向こうは怒るかも知れない。と考え、内心嫌々承諾した。 しかし同時に期待もしていた。 そうこうしている内に、約束の日になった。 待ち合わせの場所に現れたのは、可愛らしい女子高生だった。 まあ自分が当時大学一回生であり、近い年頃だとは聞いていたので何ら疑問には感じなかった。 メールでのやり取りの様に、気軽に話し合いながら都心を歩き回る。 時間が経つことの速いことで、あっと言う間に夜になっていた。 なんとなく、別れる前に人通りの少ない公園で、少し話すことにした。 お礼を言う。 出会い厨であろうと、粘着から気を紛らわしてくれたのだ。 彼女は「別にそんなこと…」と笑いながら、何の脈絡もなく、鞄から包丁を取り出した。 包丁が鞄から完全に現れ、自分の方に刃を向けられる。 「○○さん、このまま刺したら死ぬかな」 冗談かと思いたかった。 「本気だよ」 そう言われ、自分の頭はパニックとなった。 自分は無我夢中で家に帰り、親に事を話した。 勿論、警察にもだ。 趣味暴露は恥ずかしかったが、形振り構っていられる様子ではなかった。 彼女はすぐに補導されたが、「友人同士の遊びのつもりだった」などと言い出し、お咎めは無しだった。 彼女はヤンデレだったのか?何なんだ? 戸惑いを隠せないまま、「今日はゆっくりパソコンでもして寝よう。」と考え、パソコンを起動する。 メール受信フォルダに、粘着からと彼女から。ほぼ同時刻に送信されたメールが受信される。 両方とも内容は共に大袈裟、チキンなど。言いたい放題だった。 つまり騙されたのだ。 信用していた粘着に裏切られ、自分はどうすることもできずに泣いた。
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