- 216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/08/13(水) 20:00:35 ID:UlCzv/dg0]
- それに対し、電通の峯川卓ビジネス統括局・シニアプロジェクトマネージャーは、
「新しいメディアのあり方を予見する動きとして注目している」ものの、広告枠の取引には慎重姿勢。 ネックは著作権違反動画の存在だ。 電通は、しばしば違反動画の流用元となるテレビ局を最大の得意先としており、 スタジオジブリ作品など一部アニメの著作権も保有する。 「違法動画の責任をいったい誰が取るのか、そこが動画共有サイト最大の難点。 われわれも当然信用の持たれる媒体でないと取り扱うことができない」(峯川氏)。 両者を隔てる壁は厚い。 そこでドワンゴは今春、いくつかの著作権対策を発表した。 JASRAC(日本音楽著作権協会)と管理音楽利用について対価を支払う契約を交わしたほか、 テレビ番組の投稿動画については即時削除を宣言した。 「これで広告の引き合いは増えた」(広報)というが、 一方で集客の一翼を担っていたテレビ番組の流用動画がなくなり、アクセスの伸びは鈍化した。 違法を許せば広告が入らず、締め付ければ人が出ていく――。そのジレンマに陥っている。 また、クライアントの偏りも頭痛のタネだ。 ニコニコ動画の広告出稿者はゲームなどエンターテインメント業界が約5割を占める。 これは、ゲーム関連の広告がネット広告市場の数%のシェアしか持たないことを考えると、高すぎる水準だ。 ユーザーの大多数をアニメ・ゲーム関連のファンが占めていることが、歪みの原因を生んでいる。
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