- 199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/08/13(水) 19:42:28 ID:wNSy5X8i0]
- なんだかちょっと荒れてる?
まぁのんびりやろうや。 ボカロいじってて思うことだけ書いとくので参考にどぞ。 1.ボカロの音程について . 旋律レベルの話 初音ミクの場合デフォ設定だと音程が合ってるように聞こえにくい(版によるが)。 これは、普通は絶対につけないポルタメントとか、変な子音と母音の連結とかが原因。 だから、ベタ打ちした段階のボカロは「音程が正し」く聞こえないことが多い。 和音レベルの話 数値入力でかなり神経を使って打ち込まない限りに限り、 ボカロの音程は平均律で構成されてる(それすら怪しいときもある)。 そうすると、人が注意深く和音を作りに行った場合と比べると和音にうねりが生じる。 これは単純な長三度とかでもそう。 だからこそ、ボカロクラシカで膨大な手間をかけて純正律でミクを歌わそうとこだわりを持っている作り手がいる。 上記2点から、ボカロが音程について常に完全である、とは言えない。 2.ボカロのリズム感について 機械的に一定の音を連続的に再生することにかけてはボカロは優秀。 ただし、これはあくまで音の粒の段階にとどまる。 音の粒に歌詞という言語要素が加わると、子音を乗せるタイミングを、 各音符につき単語ごとフレーズごとに調整されなければならない。 このようになると、ボカロだからリズム良く歌えるとは必ずしも言えない。 また、テンプレにあるように、機械的にリズムを刻むだけでは生き生きとした曲調にならない(グルーブ感)。 これらの点を考慮すれば、必ずしもボカロがリズムについて優れているとは言えない。 3.ボカロの滑舌 良いわけが無い。初音ミクの消失などをもって滑舌が良いという意味で言ってるとしたらそれは単なる曲芸。 一つ一つの単語のニュアンスを表現できる域に達するのは相当の調声が必要だし、そんなのはそうそう無い。 4.ちなみに、日本語の発音と、リズム・滑舌・表現が密接な関係にあるのは上記から解ると思う。 歌は、曲全体を見渡して、その上で単語一つ一つ、各フレーズについて、 この場所ではこういう表現をとりたいと確信を持って大きな絵を描いていく作業。 そうであれば、歌詞を構成する言語について正確な理解と発音なくして曲を表現することは極めて困難といえる。
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