- 51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/07/28(月) 22:17:47 ID:YxNprreo0]
- こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのは誰だろう。
それは父と子だ。父はおびえる子をひたすら宥めている。 胡遵 「息子よ、なぜ顔を隠すのだ」 胡奮 「父上には劉禅ズが見えないですか。かんむりをかぶって、長い行列を作っている・・・」 胡遵 「あれはただの暗愚だ・・・」 阿斗 「かわいい胡奮、一緒においで。面白い遊びをしよう。蜀にはきれいな山がたくさんある、登山家も呼んで一緒に山遊びをしよう。」 胡奮 「父上、父上!聞こえませぬか! 53人目の劉禅が登用に来ます!」 胡遵 「落ち着きなさい、ゴミが風にざわめいているだけじゃ。」 阿斗 「いい子だ、朕と一緒に行こう。朕の宦官ももてなすよ。巫女も呼んで占いもしてあげよう。」 胡奮 「父上、父上!見えませぬか、あの暗いところにネコミミ宦官が!」 胡遵 「見えるぞ。だが、あれは古いしだれ柳の幹だ。(黄皓は河北にいるはずじゃし)」 阿斗 「愛しているよ、胡奮。お前の美しい姿がたまらない。力づくでも連れてゆく!」 胡奮 「父上、父上!劉禅が次々にやってくる!劉禅が私の精神を蝕む!」 父親はぎょっとして、馬を全力で走らせた。混乱する我が子を沈静しつつ、やっとの思いで建寧を脱出した・・・ 胡奮は既に劉禅軍に仕官していた。 阿斗ちゃんを見たら頭に浮かんだ 今は反省している
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