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【よたれ】メタル姫 信者の集い part3【へたれ】



679 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/07/26(土) 20:12:04 ID:tE/DDcd50]
「ある日常風景 〜静かな時間(とき)〜 二の巻」

翌日曜日、僕は朝からへたれちゃんのお部屋の掃除、お洗濯にと忙しくしていた。
昼過ぎに一段落した僕は買い物へと出かけ、それから夕食の準備と
テキパキと家事をこなした。
特に食事には気を配った。 胃の弱いへたれちゃんの為に消化も良くて栄養のバランスの
とれたメニューを僕は心がけていた。

へたれちゃんの部屋は2DKで、その内一つの和室がへたれちゃんの動画を作成する
部屋になっていた。 その部屋は、僕でもおいそれと入れない聖域だった。
夕食後、へたれちゃんは、その聖域へと入って行った。 ギターを弾く音が聞えてきた。
僕は、夕食後の片付けをしながら、台所の小さな窓から見える街並みを
ぼんやりと眺めていた。 
街はすっかり闇に閉ざされ、家々の窓には小さな明かりが点々と
灯(とも)っているのが見えた。 僕の胸に何とも言えない充実感のようなものが広がった。
(幸福って こういうことを言うのかな…) 僕は一人つぶやいた。

暫(しばら)くすると、へたれちゃんが和室から出てきた。
僕は窓際に座り、昼間お買い物のついでに買っておいた文庫本を読んでいた。
へたれちゃんは、茶ぶ台の前に座りPCを立ち上げた。
部屋の中には、へたれちゃんが操作するキーボードの音と、僕のページをめくる音が
時々聞えてくるだけだった。 静かな時間(とき)の流れが僕たちを包んでいた。

「完了ですよぬ」 へたれちゃんはそう言ってから後ろへゆっくりと倒れて大の字になった。
めくりかけの本のページを指に挟んだまま「何が完了したの?」と僕は聞いた。
「あの動画…差し替えしたんですよぬ」そう言ってへたれちゃんは、天井を見つめていた。
「そう、うん でも、それはそれで…いいんじゃないかな」
僕は大の字になっているへたれちゃんを見ながら言った。
僕にはへたれちゃんの気持ちが分かるような気がしていた。 
あえて言葉で表現する必要もないのかな、僕はそう思った。 
「きっと信者さん達も分かってくれてると思うよ…」
そう言って、僕はまた文庫本に視線を落とし読み始めた。
どこかで鈴虫が鳴いていた。 とても静かな日曜日の夜だった。






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