- 403 名前:名無しさん動画閲覧中@全板トナメ出場中 mailto:sage [2008/07/15(火) 13:16:30 ID:8SLJxGij0]
- へたれちゃんがブログ更新してくれないから、お小説w 書いちゃうお!
「ある日常風景 〜二人の場合〜」 へたれちゃんと喫茶店で待ち合わせをしたのは、ある日曜日のけだるい午後だった。 約束の時間に少し遅れてやって来たへたれちゃんは、「ごめん ごめん」と言いながら 照れくさそうに笑った。 「動画ぅpに手間取っちゃって」そう言いながら 僕の向かいの席に座った。 「ううん、僕も今来たとこだよ」そう言って僕は微笑んだ。 本当は、30分ほど前に来ていたんだけど… へたれちゃんは、アイスティーをオーダーすると、まっすぐに僕を見つめてきた。 -久しぶりだね- へたれちゃんの声にならないささやきが聞こえてくるようだった。 僕はどぎまぎしてしまい、思わず視線を落としてしまった。 手元のアイスコーヒーをストローでゆっくりと掻き混ぜながら「最近会ってくれないね」 と僕は少しなじるような口調で言った。 へたれちゃんは、組んだ手の上に顔をのせたまま「いろいろと忙しくてさ…」と 一人ごとのように言った。 僕はドキッとした。 そこには否定でもなく、言い訳でもない、 何か僕を軽く突き放すものが感じられたからだ。 僕はへたれちゃんの言葉そのものよりも、その背後にある 雰囲気のようなものに敏感になっていた。 だって、へたれちゃんの本当の心はその中にこそある、そう僕は確信していたから− 僕はストローの細長い包装紙を指先にからめながら黙ってうつむいていた。 アイスコーヒーのグラスから水滴が流れ、テーブルの上の伝票を濡らしていた。
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