- 484 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2008/04/23(水) 11:35:14 ID:w88Bp7Ej0]
- 「夢中になれた、私は日本で夢中になれたわ」
マギは心の中でつぶやいた。 「なぜ、帰ってきたのよ!」 ルーシーの母譲りの太い声は鳴り止まない。 「夢中になれたのよ!私は日本で夢中になれたのよ!」 マギはルーシーの言葉を何回もさえぎり、声が枯れるまで叫んだ。 薄暗かった雨粒は一層、強くなり街灯の光が、まだ開いた玄関から差し込んできた。 シンディーが泣いている声が遠くから聞こえてきた。 マギは目をゆっくりと開いた。テレビのクリントンの演説はもう終わっていた。 シンディーがお土産のブレスをつかんで立ち尽くしていた。 どれくらいの時間叫んでいたのだろう。 父が優しくそして、重くつぶやいた。 「雨の日の太陽は早く沈むんだよ」 続く
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