- 385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2008/03/15(土) 16:23:14 ID:+pLd8R9+0]
- やはり南極捕鯨が特に問題とされるのは領有権問題だと思われる。
しかし単なる”公海上”の漁・猟ということであれば、南極海では 日本、韓国、ロシア、ポーランドなどが漁業、オキアミ漁を行っており、 捕鯨もそれと変わらないはずだ。しかし実は大きな違いがある。それは、 漁業やオキアミ漁は民間が行っているのに対し、捕鯨は日本政府が行っている ということだ。これは将来、南極領有権問題が動き出した時に、日本政府が 南極海の一部を排他的に利用していたと言う既成事実を作り出し、日本が 南極及び南極海に一定の優先的権利を主張する根拠になりうる。オーストラリアや イギリス、フランスなど南極に主権を主張する国々やアメリカのように既に一定の 優先権を主張している国にとって、この日本の捕鯨というのは非常にやっかいな 存在と写っているのだろう。オーストラリアが軍隊をもって日本の捕鯨船を排除、 拿捕できない現状は、外形上、日本政府の捕鯨船が排他的に活動を行っていることに なり、その捕鯨に商業性が認められるとなると、それはまさしく排他的に経済活動を 行っている証拠になる。オーストラリアやイギリスが南極捕鯨に強く反対する理由は、 間違いなく南極への野心によるものだが、もしかすると日本政府が南極捕鯨をやめない 理由の真意は、これまた南極への野心があるのかもしれない。資源に恵まれない日本が クジラを隠れ蓑に、いつか来るであろう南極分割交渉を有利に進めるための既成事実作りを しているとすれば、日本政府もなかなかやるじゃないかと思うのだが、どうだろうか?
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