- 496 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2008/01/16(水) 00:18:28 ID:QTJIt7TN0]
- ノイズの話もいい加減FAQだから一通り書いとく。
デシベルの話が面倒だけど、10倍=20dB、2倍=6dBの2つだけ覚えておけばとりあえず なんとかなる。できれば3倍=10dbも覚えたほうがいいけど。10分の1は-20dBで2分の1は-6dBだ。 ここまでは覚えないと話が進まん。S/N比というのは音の大きさがノイズの大きさの何倍でかいか という数字。でかければでかいほどクリアな音になるわけだ。これも一応覚えてな。 たとえば、マイクで2、ラインアウトで1、ケーブル1mにつき3、A/D変換で1、アンプで1のノイズが 入るとする。ラインレベル(アンプがなくても録音できる大きさ)の音量は10000くらいにしよう。こんなに ノイズが大きいことは普通ないけど、あくまで例だから気にすんな。 ラインアウト>3mのケーブル>A/D変換という順番のライン録音(途中にアンプが入らない)だと、 音量が10000でノイズが合計11だからS/N比はだいたい1000倍だよな。デシベルに直すと、 1000倍=10倍の10倍の10倍だから60dBだ(本当は900倍くらいだけど、デシベルってのはもともと 「だいたいで構わない」数字を扱うものだから気にしなくていい)。 音の大きさが100しかなかった場合を考えるぞ。音の大きさは最終的に10000必要だから、音を 100倍(40dB)大きくするアンプが必要だ。このアンプの位置が重要なんだ。 マイク>3mのケーブル>A/D変換>デジタルアンプの順だと、100の音に13のノイズが入ってから 100倍に増幅されるだろ。音が10000でノイズが1300になる。S/N比はだいたい8倍でデシベルだと 18dBくらいだ。これじゃ雑音が多すぎて聞けたもんじゃない。 マイク>1mのケーブル>アンプ>2mのケーブル>A/D変換だと、100の音に6のノイズが入ってから 100倍になって、その後7のノイズが入るよな。音が10000でノイズが167だからS/N比は60倍くらいで デシベルだと35dBくらい。ライン録音よりはかなり劣るが、録音後に増幅したよりはずっとマシだろ? ここで気ずいて欲しいのは、途中でアンプが入る場合はアンプより前にノイズを入れないことが凄く 大事だということ。逆にアンプより後ろはノイズにほとんど関係ない。というか、アンプより後ろで 強烈なノイズが乗るようだったらどこか壊れてる。
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