- 104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2007/11/03(土) 21:48:37 ID:???0]
- wiredvision.jp/blog/hamano/200711/200711011100.html
■19-3. ニコニコ動画上に成立する「限定客観性」 以上の議論をまとめましょう。ニコニコ動画上でのコラボレーションは、確かに活発で多様な作品を生み出しているけれども、それが可 能になっているのは、コンテンツの評価基準が《客観的》と呼べるほど明確に存在しているからではないか。これが筆者の考えです。 ただし、その《客観性》の通有されている範囲は、あくまでニコニコ動画の「内側」に限定されているという点もまた重要です。それは次 のような分裂をもたらすからです:その内側にどっぷりと属しているユーザーから見れば、それは「『神』のような歌い手/調教師/職人 たちによって、日々すばらしいコンテンツが創作されるすばらしいコミュニティ」に見える。しかし、その外側に属しているユーザーから見 れば、「どれも似たり寄ったりで何が面白いのか分らない」と揶揄的にみなされてしまう(その最たる例がTBSの報道だったといえるでし ょう)。その評価はそれこそ「人それぞれ」としかいいようのない問題ですが、ここで重要なのは、この二つの見解はいずれも「正しい」と いうことです。なぜなら、ニコニコ動画上で共有されているコンテンツの評価基準は、そのコミュニティにおいてのみ通用するという意味 で、――H.A.サイモンの言葉をもじるならば(*6)――「限定客観性 Bounded Objectivity」とでも呼ぶべき性質を有しているからです。
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