- 906 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2007/11/19(月) 22:13:27 ID:???0]
- 「なんなんですか、って言われてもなぁ…」
「あなたは、あの行為は冗談だと言いました。だから、ここで僕が本気ですだなんて言ったら、気持ち悪いと思われるに決まってるじゃないですか。」 なんだか急にyonjiが喋り始めた。泣きそうな顔をしながら。 「だから、僕は本気だと言いたくないんです、小夏さんが怖いからじゃありません、菓苗に嫌われるのが単純に、怖いから…」 私はたまらなくなってyonjiを抱きしめた。 何の感動も無いごつい高校男児の体だ。でもその体は、今可哀想なくらい震えていて。 愛しいな、と思った。 私の為にこんなにボロボロになってるこいつの体が、心が。 私は怯えたこいつの顔を見上げて、ちょっと背伸びをして唇を近づけた。 yonjiはビクリと震えたが、拒まなかった。 夢で見た時とは違って、結構唇がガサついていた。そんなに悩んでたのかな、と胸がきゅっと締め付けられた。 そっと唇を離すと、吃驚するくらい顔を赤くしたyonjiの顔が近くにあった。 「…顔、赤いぞ。」 「…あなたもです…」
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