- 1 名前:名無しSUN [2007/10/12(金) 22:27:14 ID:dXzmVL3W]
- はやぶさ(MUSES-C)は2003年5月9日M-Vロケット5号機で打ち上げられた、日本の工学実験探査機です。
はやぶさはイオンエンジンを用いて小惑星イトカワへと飛行し、 2005年9月に到着しました。約3ヶ月間表面の観測や岩石採取を行った後、小惑星を離れ2010年に地球に帰還します。 この探査機は世界初の小惑星サンプルリターン、イオンエンジン、小惑星への軟着陸、地表の撮影等、野心的な試みに満ちています。 なお、MUSES-Cはあくまでも工学実験探査機です。宇宙探査機の開発を行う場合、 1、構想・開発・設計 2、構想・開発・設計が正しいか確認するための工学実験探査機(試験機) 3、2に基づき改良された理学探査機(本番) という順序をたどり、今回の「はやぶさ」はあくまでも試験機です。 サンプル採取の成功・失敗ははやぶさにとり重要ではありますが、はやぶさは惑星探査のための様々な 技術を検証することが目的です。 はやぶさ自体の成功・失敗には直結しません。 具体的にはここらを参照してください。 www.isas.ac.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml#mission 「はやぶさ」をここまで運用してきたノウハウは、今後の理学探査機に生かされることでしょう。 では、世界に誇る小惑星探査機はやぶさを大いに語ろうではないか。 前スレ 【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part27【ISAS】 science6.2ch.net/test/read.cgi/sky/1185463406/901-1000
- 24 名前:松浦晋也 ◆IdQawHF9Dw mailto:sage [2007/10/13(土) 18:52:06 ID:uTMDmbeD]
- 前スレから続けましょう。
>惑星科学をやりたいのなら、先ず日本を出ることを考えるべきなんじゃ? この議論はかなり以前からありました。L/Dに書いた大家先生も、 ゴダードに滞在していた1970年代「そんな話ばかりだった」という ことを、取材で話してくれました。 それでも、日本が世界に立つにあたって惑星探査のような先端的な 事業は必要であるということでした。 私もこれに賛成です。 絶望せずねばり強く、しかし視野は広く柔軟に、ということですね。 >月探査(有人計画)が同じ運命を辿りそう 私もそれを非常に危惧しています。 今までの例を見ていると、モチベーションのない巨大計画は遅延と 予算超過を繰り返し、なおかつ失敗ということにすると膨大な人々の 責任問題が生じるので、「成功ということにして終了する」ということ になりがちです。 アメリカの有人月探査に関する議論を見て思うのは、「またか」という ことです。
- 25 名前:松浦晋也 ◆IdQawHF9Dw mailto:sage [2007/10/13(土) 18:58:44 ID:uTMDmbeD]
- >年間予算5000億〜1兆円規模の宇宙科学技術開発庁
国家予算を突っ込んでも、使う人間がいないと無駄になってしまいま す。 バブルを起こさず、人を育て、適正規模の計画を実施していくことが 重要だと思います。 国家予算の大きな問題は、その金にたかって…というと言葉は悪いの ですが、予算によって収益を立てようとする企業や個人が集まってくる ことですね。こういう人たちは金目当てなのでモチベーションがありま せん。これはすべての公共事業に言えることですが、私は、宇宙に関す るならばモチベーションの欠如は致命傷だと考えています。 >LE-5B自慢の再々点火 H-IIA相乗りに対して、JAXAがどういう判断を出すかは、経営側が実 際には何を狙っているかを判断する材料になるでしょうね。 困るのは理屈はいかようにでもつけられる、ということです。 >NTSpace 経営的に相当苦労しているようです。職人肌の優秀な技術者の多い、 良い会社なのですけれど。
- 26 名前:松浦晋也 ◆IdQawHF9Dw mailto:sage [2007/10/13(土) 19:02:38 ID:uTMDmbeD]
- >酔狂な足長おじさんを待てってことなの?
当然共同ミッションとなり、科学データからサンプルに至るまでは山 分けということになるでしょう。 逆に言えばはやぶさの成果は、それだけ評価されているということです。 >はやぶさ2の真相 陰謀論は良くないですね。 >大事なのは流れを切らないこと その通りです。そこが今回、一番大切なポイントです。 明日の夕方まで顔を出します。
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