- 439 名前:私も現職P ◆GBdqT.h3Xg mailto:sage [2012/02/07(火) 02:47:17.25 ID:???]
- >>438
独り言ですが,裁判員裁判になったら 「下の方は執行猶予が増えて,上の方は死刑が出やすくなる」 と言う先輩が結構いました。 当時は私は反発してまして,庶民は死刑を回避するんじゃないか?と思っていました。 しかし,ご存知のとおりです。 庶民や名も無き市民の量刑感覚や正義感は,Pより下に甘く上に厳しい,というわけです。 それだけ無差別or金目当ての大量or連続殺人や若年性犯罪の実態に市井の人は治安の悪化の危惧を本能的に感じているのかも知れません。 性犯罪の被害者の涙も,冷徹に分析して先例に基づき量刑判断するのが職業裁判官の真骨頂でしょうし,明日は我が身(我が家族)と受け止める素人裁判員なのかもしれません。 それが良いか悪いか本来普通かは歴史の審判に委ねたいと思います。 ただ,理解して欲しいのは,BはAの自分勝手転嫁罰我儘を前提に嫌でも弁論しなくてはならないことです。 某宗教犯罪でも某強姦殺人&幼児惨殺事件でも,それがドラエモンの抗弁という荒唐無稽でも。 その意味で辟易や殺意を覚える対象のBは,B自身が辟易してAに殺意を覚えてもプロとしてグッとこらえて荒唐無稽な主張を法適合性を持たせて弁論するしかないのです(原則判例と例外判例あり)。 これも遥か昔に謎Jさんがおっしゃっていたと思いますが,刑法ができた明治時代は人生40年(平均余命は1900年でも44歳)だったので有期の最長が15年で併合加重しても20年はそれなりに意味がありました。 元服or成人したら,15〜20年で平均余命に達するか近似値(再犯が事実上不能犯)だからです。
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