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【怪獣】特撮VS種【大進撃】



936 名前:645 ◆JZAgHfN8Es mailto:sage [2007/08/04(土) 09:20:18 ID:???]
ミリアリアは二人の会話を黙って聞いていたが、あることを思い出すと、あまった食事のトレーを持って、独房室へと向かった。
捕虜となっているザフト兵、ディアッカ・エルスマンに食事を渡すためである
ミリアリア「・・・食事よ」
ディアッカ「・・・!!!!」
ミリアリア「ごたごたしてたの・・・遅れて・・・ごめん」
ディアッカ「・・・いや、まさかお前が持ってくるとは思わなかったからさ」
ミリアリア「お前!?」

この二人、今でこそこうやって直視して会話をしているが、最初にあったときは喉をかみ合うようにお互いを睨んでいた仲である。
ディアッカ「はいはい、申し訳ございませんでした。『あなた様』」
ミリアリア「『ミリアリア』よ・・・あんたじゃないんでしょ?」
ディアッカ「へぇ・・・名前で呼んでいいのかよ?」
ミリアリア「ダーメ!!!!」

目の前にいる女の無愛想な態度に、ディアッカは心のそこの本音をぶちまけた。
ディアッカ「・・・!!なぁオイ!!!どーなってんだよこの船、何で俺は乗っけられたままなんだよ!!!!
      それにそのまま戦闘・・・だなんて、まともじゃねーゼ!!!」
ミリアリア「分かってるわよ、でもしょうがないじゃない!!!!」
ディアッカ「ここ、どこだよ!?俺はいつこっから出られるんだよ!!?」
ミリアリア「オーブよ・・・私たちだってこっから出られないのよ?あんたなんか知った事じゃないわ!!!」
ミリアリアはそういうと、不機嫌そうに独房室から出て行った。

その夜、カガリの紹介もあって、AAのトップメンバーはウズミと会談を行っていた。
ウズミ「・・・後存知のとおり我々は、コーディネイターを拒まない。オーブの理念と法を守るものならば、だれであろうと受け入れるつもりだ。遺伝子操作の是非など、わが国には関係の無いことだ」
カガリ「・・・・」
ウズミ「カガリがナチュラル、キラ君がコーディネイターなのは、変えることは絶対に不可能だからだ。
    ただナチュラルだから、ただコーディネイターだからといってお互いを迫害しあい罵りあうのは間違っていると思っている」
キラ「・・・はい」
ウズミ「だから、コーディネイター根絶を目指す大西洋連邦の考えには、私は同調しかねん!!!」

だが、そんな理想とも呼べる思想に、一人同調しかねる男がいた。ムゥである。
ムゥ「・・・失礼ですが、それはただの理想論に過ぎないのではないですか?」
カガリ「・・・!!!」
ムゥ「そう綺麗事を言うのは簡単でも、現にコーディネイターはナチュラルを見下すし、ナチュラルはコーディネイターを妬みます」
ウズミ「分かっている。無論わが国とて・・・」

その時である!!!!
???『キュァーオ!!!!キュィー!!!!』
キラ「・・・・!!!!」
マリュー「こちらマリュー、今の音は!!!!!」
ムゥ「もう攻めてきやがったのか!!?」
ノイマン「敵襲・・・ですか?いいえ、レーダーにも反応はありませんし・・・」
カガリ「今の変な音・・・鳴き声みたいだったような・・・・」
ウズミ「風で窓が音を立てたんだろう、気にすることは無い。」

だがこの時、ウズミは知る由も無かった。この奇音こそ、後に降りかかる災いの音だということを・・・







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