- 163 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2011/11/04(金) 12:54:21.01 ID:vzrb+M7p]
- 深夜3時のウォーキングをしていたら、
時々、バンダナマスクの女とすれ違う。 おっさんみたいな服装してるけど小柄で、目は明らかに女性。 目から下、首までをすっぽりとバンダナで覆っている。 なんで普通のマスクにしないんだろ?と不思議に思ってて、 一度「おはようございます」と声をかけてみた。 すると「おはようございまーす」と、可愛らしい声が返ってきた。 思ったより若々しい声だったので、興味をそそられ、 何度か挨拶を交わして数日後、声をかけてみた。 「あのう、大きなマスクですね?」 「ふふ、変ですか?」 彼女は尋ねられても、さほど不快ではない様子だったので、 思い切って、聞いてみた。 「いや、なんで普通のマスクにしないのかなーと思ってて…、 お節介だったらすみません。ただ、ちょっと気になったもんだから…」 「それはね、隠し切れないからですよ」 彼女の言葉が理解できず「え?」と聞き返した。 「普通のマスクじゃ、ハミ出ちゃうんですよね」 やっぱり訳が分からず「え?え?」と、また聞き返してしまった。 「マスクの下、見たいですか?」 「い、いえそんな!…ごめんなさい、プライベートな事聞いてしまって」 「ほらね」 彼女が突然、マスクをめくった。そこには、 十字に裂けた「口」があった。 めちゃくちゃな方向に生えた「歯」が、牙みたいに、外へ突き出していた。 十字の口の中心から、大小、2つの舌が、 首の下まで垂れ下り、よだれが糸を引いて、道路に滴っていた。 「びっくりしたでしょ?ごめんね。うふふ」 呆然と立ち尽くす俺から、彼女は走って去っていった。 それ以来、彼女はコースを変えてしまったのか、 もう、見かける事はなかった。
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