- 695 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2010/10/16(土) 21:41:26 ID:o+QHE/aW]
- >>506 です。(自称だけではない医師・医学博士です)
>>647 の人だけでなく誰でも、 食事だけで全く運動せずに体重を落としても、 [除脂肪組織体重]=体重×(1−体脂肪率/0.8) (0.8は脂肪が、0.2は水が脂肪組織重量に占める比率) は減りません。 脂肪は9kcalで1gなのに、体重は7.2kcalで1gとして計算するのはご存知と思います。 これは、カロリーを(9×0.8=)7.2kcal消費すると、 体脂肪が0.8gと脂肪組織中の水が0.2g減って脂肪組織が1g減るからです。 体重70kgの人の体脂肪量が8kg減った時には、 脂肪組織中の水も2kg減って、体重は60kgになります。 ところが、除脂肪体重の定義は、[体重−体脂肪量]です。 2kg減っていた脂肪組織中の水は、除脂肪体重の中に含まれています。 だから、体脂肪が8kg減った時には、筋肉がまったく減っていなくても、 除脂肪体重は2kg減るのです。 (検算しておくと、初めの体脂肪率が20%とすると体脂肪量は14kg、 それが8kg減って体脂肪率は、6÷60×100=10%。 図を描くともっとよく分かります) もし、除脂肪体重をまったく減らさないでおこうとするなら、 筋肉を2kg増やさないといけません。 筋トレ派の皆さんは、それがたいへんだということをご存じだと思いますし、 ここをご覧の皆さんのほとんどは、 頑張ってもむなしく減っていく自分の除脂肪体重(体重が減っていればですが) を恨めしく見ていたと思います。 でもそれは、除脂肪体重が筋肉の量を正しく表していなかったのが原因で、 努力不足のせいではなかったのです。 「王道ダイエット」を実行してきて、 それなりに体重が減って、 体重・体脂肪率の記録を残している人がいれば、 上の[除脂肪組織体重]を計算してみてください。(うpお願いします) ほとんどの人が、増えも、そして、減りもしていないことが分かるはずです。 それは、ふつうの程度に実行している無酸素運動では、 効果がほとんどないことを表しているのです。 で、結論。体脂肪を減らすときには、食事のカロリーだけ減らしましょう。 無酸素運動は要りません。
|

|