- 4 名前:脳に不可欠なブドウ糖 mailto:sage [2010/08/29(日) 08:49:19 ID:er2TJomr]
- 脳は筋肉と違って人間が生きている限り24時間寝ても覚めても働いています。
それは脳が酸素を使ってブトウ糖を二酸化炭素と水にしてエネルギーを補給して いるからです。酸素とブトウ糖が約3分間でも途切れると脳の神経細胞は完全に 死滅し元に戻ることはありません。このようにブドウ糖は脳にとって必要不可欠 なエネルギー源であり、絶えず補給していなければなりません。 なお、脳が消費するブドウ糖は1時間あたり5gです。24時間働いていますから 5g×24hで一日に120g必要なわけです。そのブドウ糖の継続的な補給のために 血液中にはブドウ糖(血糖)が常に5gの濃度で一定して流れています。脳は 1時間でブドウ糖を5g消費するわけですから血液中にも絶えず5gのブドウ糖が 供給されなければなりません。 普段、ブドウ糖(グルコース)をグリコーゲンの形で備蓄しているのが肝臓と 筋肉です。でも備蓄できる量には限りがあり、肝臓で最大60g、筋肉で120〜 360gです。しかし、筋肉に蓄えたグリコーゲンをグルコース(ブドウ糖)に 戻して脳が利用できるようにするためには時間と大きなエネルギーを必要と します。それに比べて、肝臓はグリコーゲンをすぐにグルコース(ブドウ糖) に戻すことができます。 但し、これは飢餓状態のような緊急事態での体の反応であり、絶えず肝臓に負担 をかけ続けたり筋肉をそぎ落としてまで炭水化物(糖質)の摂取を控えて意図的に 自分の体を飢餓状態に追い込み減量しようとするような作為(ダイエット?)は 愚の骨頂と言わなければなりません。
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