- 577 名前:530 mailto:sage [2007/01/14(日) 00:00:02 ID:59fQWAZG0]
- >>557続き
「影山、俺と一緒に光を目指さないか?」 「兄貴、俺たちは光を見れるの?」 度重なる面接落ち、職場を転々としてきた二人だが、難色の時期を迎えていた。 初めは真面目なサラリーマンを目指していたのだが、段々と焦りと金銭面での問題からやさぐれていく二人。 だが、ある日テレビで風間大介と間宮怜奈の結婚式の報道を見て二人は決起した。 「そうだ、光を目指そう。栄光という名の、眩しい光を。 地べたを這いずってても、目指せる職業はある。お笑いを、目指そうぜ影山」 「兄貴となら、何処までも……」 「今日は卵を使った料理だ」 「天道、なんで今日は卵なんだ?」 不思議な光景だった。ひよりと一緒に居るのは、隕石と共に太陽に突入していったハズの天道だった。 「お婆ちゃんは言っていた。卵料理を制するものは、世界を制すると」 「……解った。ボクが作るよ。天道を納得させる、卵料理を」 (これで良かったのか? 天道……) 『ひよりを、後は頼む』 『僕は構わないが、天道、お前はどうする気だ?』 『未来の変革。恐らく、ひよりを想うお前が、天道総司として生きていくだろう。 俺にはなんとなく解る。変えたくても、変えられない未来もあると。 だからこそ頼む。“天道総司”』 『おい……天道! ……解ったよ。僕が、天道総司を受け継いでやるよ』
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