- 271 名前:The oneway ticket [2006/11/30(木) 08:49:59 ID:7tjbckYT0]
- 白鳥晶子
「身の上話なんてしたことなかったけど…」 体調が回復してきたのか?晶子は無表情のままポツリポツリと語り始めた。 小学生時代、同じ校区でもかなり裕福な家庭に育ったと思われている晶子 だったが、実は両親の経営していた会社は 倒産寸前であり、暴力団系が バックについているサラリーローンからの多額な借金が返せなくなると、 両親はその暴力団系エージェントの 勧めに従い、娘である晶子に、 いわゆる『仕事』をさせていたと言う。 「お友達もねぇ、みんなやっているのよ。ただ秘密にしているだけ。 だから晶子も、誰にも言っちゃあダメよ。」 親からそう聞いてはいたが、小学校高学年ともなると、両親のウソも なんとなく解るようになり、そこはかとなく友人達に探りを入れてみたところ、 ”悪いウワサ” はアッと言う間に広がってしまって、いたたまれなくなった晶子は やむなく隣町の私立中学に進学することになったという。 グラビアアイドルの仕事も、自分としてはやりたくてやっているわけではない。 脅されてやむなくやっているだけで、儲けは全てエージェントに吸い取られて 見入りは皆無に近い……
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