- 649 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 mailto:sage [2007/09/07(金) 16:07:57 ]
- だが、神は慈悲深くもいい男を男同士のハッテンによりじっとりと湿り芳香剤臭すら漂わせた空気を持ち、
タイルともリノニウムともつかぬものに壁一面を覆われた厭わしいトイレに引き篭もらせ、 胸のすくような男臭満ちる有名な公園を除いては、あらゆる街の賑わいは彼のものではないこと、 名状しがたい服飾感覚によるツナギを除いては、あらゆる着飾りは彼のものではないこと、 狂気と倒錯に満ちたホモ・セックスを除いては、あらゆる浮かれ騒ぎは彼のものではないことをいい男に自覚させた。 それゆえ、私が忌まわしくも公園においていい男と出会うことは未来永劫ありえぬことだ。 どうかこの手記を見るものは排尿の安寧のために、公園のトイレを探して欲しい。 どこからかベンチに座った自動車修理工さながらの、ちょっと悪っぽい男らしい誘いが聞こえる。 うほっ、なぜだ。いい男が私の趣味を知るはずがない。アッー!尻に、尻に!
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