- 3 名前:大人になった名無しさん [04/02/09 18:48]
- やはりオレたちが小3のころの事件だ。
当時『ドンパッチ』というお菓子が流行した。 名前は覚えて無くてもみんな一度は食べたことがあるだろう。 それは一応キャンディーということになっていたが、実際はパサパサ、ポロポロとした粉だった。 口に入れるとツバで溶けてパチパチはじける炭酸粉。 そのパチパチぶりは激しく、たくさん食べると痛みすら覚える。 はじめはその刺激を楽しんでいたオレたちだったが、そのうち物足りなくなった。 刺激を失った遊びは男の牙を失わせる。もっと刺激を。 マサがドンパッチを鼻に入れてみよう。と言い出した。 自分の鼻の穴にドンパッチをどんどんつめこむ。 右の鼻がいっぱいになったらしく、左の鼻にも入れた。 そうとう刺激に飢えていたらしい。 とたんにマサの様子がおかしくなった。痛い痛いともがいている。 オレたちは笑った。アホだこいつ。 マサの苦しみようがだんだん激しくなってくる。 水で洗ってくるというマサをオレたちは止めた。水に溶けて、もっとパチパチするからだ。 しかたなく指でドンパッチをほじるマサ。が、鼻から抜いた指は血で赤く染まっていた。
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