- 245 名前:名無しさん@3周年 mailto:sage [2018/01/17(水) 10:44:48.02 ID:6F+k10PW.net]
- 忠節や信念に宿る道徳的力の一部は、次のような事実の中にある。
つまり、それらに従って生きることは、自分自身を特定の人間、 -この家族、コミュニティ、国家、民族の一員、あの歴史を担うもの、この共和国の国民ー として理解することと不可分だという事実である。 こうした忠義は、私がたまたま、やや距離を置いて保有する価値観以上のものだ。 それは、私が自発的に引き受ける責務や人類そのものに対して負う「自然的義務」を超えてる。 この忠義のために、私はあるひとびとに対し、正義が要求したり許可したりするものよりも多くを負っている。 その理由は私が同意したことではなく、多かれ少なかれ持続的な愛着と関与を持っていることにある。 こうしたものが合わさって、私という人間の一部を定義するのである。 「手続き共和国と負荷なき自己 by マイケル・サンデル」
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