- 102 名前:名無しさん@3周年 [2008/03/25(火) 12:17:50 ID:VM3AWd8r]
- >日本に『政府』は無いのだ
>少なくとも吾吾の生活を保障するところの『政府』は存在しない >これ以上、政府を頼って巷に餓死する者は愚者である 〜石川達三 朝日新聞昭和21年11月9日より 文学者石川の目から見ると日本の戦後の民主主義はこのような部分からスタートしているといえなくもないし、 また、自民党レジームのセントラル・ドグマは実は石川が指摘したこの部分の改善である。 「改善」とは非常に耳慣れのイイ言葉であるが、それはとりも直さず、そうしないと、 「悪」が沸いてくるということに他ならない。 確かに石川が朝日新聞に寄稿した年度の日本は敗戦にともなう戦後恐慌で国民生活、 ―いや国民なぞ存在しなかったのかもしれないが―は新円切替に預金封鎖でまさにサバンナだった。 これは何故か!ワタシは現行の米帝の「威圧」による戦後の民主化が深く定着しているからであるからだと思う。 本来的に国民国家にとって望ましい民主化は、エリート層と大衆との「協定」を”独立国家として”なさねばならない。 それなのに、GHQをネ申のごとき存在として捉え、その「威圧」の下で民主化させられたのだから、 当然にして、その民主化は日本国民に何ら利することはなく、文学者・石川達三をして朝日新聞にあのような記事を寄稿させたのであろう。 つまり、自民党とは米帝の「威圧」による民主化から生じてきた様々な瘴癘を駆除するのにやっきになってきていた、 と言えなくも無い。 つまり、米帝の「威圧」を温存しておかないと、自分たち全員が「截頭」される恐れがあるからだ。 だからこそ、石川が指摘した民主主義国家にしてはならないとやっきになる。 そのためには時には、故・宇野総理の女性スキャンダルのように、自分たちからの「截頭」をも辞さないのだ。 これが自民党の正体であり、われわれ優良種たる日本民族をミスリードしてきた元凶なのであると思う。 真に民主化するのであれば、戦後のあのドサクサ紛れにヒロヒトを退位させて、 日本に大統領制を導入するべきだったのだ。 ワタシは国家元首を選挙で選べないこの国の「威圧」による民主主義に激しく絶望している。
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