- 4 名前:名無しのひみつ [2011/06/01(水) 22:45:02.66 ID:cUk1Ceie]
- なぁお前ら、ちょっと聞いてくれ。
単細胞生物っているだろ?あのアメーバみたいなやつ。 すごい昔、あいつらはバラバラに単細胞のまま生きるより、 寄り集まって多細胞生物として生きるほうが有利なことに気づいて 塊になって生きる道を選んだんだ。 そして、ただ塊になって生きるよりも、各自が機能を専門化して分業したら もっと生きるのに効率が効率がいいことに気づいて組織ってやつを分化したわけだ。 ボクは筋肉になって歩けるようになるよ! 私は神経になって情報を伝えるわ! じゃぁ俺は骨になって体重を支えるぜ! ってな感じだな。 でも、そんな細胞たちの中にも、特に何もするでもなく、昔のアメーバ型のまま ふらふらしている細胞たちが少し残っていたんだ。今で言うニートだな。 で、こっからが大事な話。 ある生物Aは、そんな何もしないくせに栄養だけもらってぬくぬくしているなんて ケシカラン!といってそんな細胞たちを無くしてしまったんだ。 別の生物Bはそんな細胞たちにも温かい目で、いつか役立つ日もあるさ、なんて放っておいたんだ。 ある日、そんな多細胞生物たちのもとに病気の元となる細菌たちがやってきた。 細菌たちは体の中に入ってきて栄養を奪い取り、細胞たちを殺して暴れまわる悪いやつらだ。 「ちょっと誰かあいつらをやっつけてよ!」 「頭脳派の私としては戦うのはちょっと・・・」 「そもそも俺骨だから動けないし・・・」 そんな細胞たちの右往左往の中、みんなの注目はニート細胞に集まった。 「お前、まだアメーバ型だから動けるじゃん?」 「アメーバなら貪食もお手の物だろ?」 ということで周りから白羽の矢の立ったニート細胞は、見事細菌たちを駆逐し、 以後、体を侵入者から守る白血球としてみんなから一目置かれる存在になったんだ。 もちろん、生物Aは細菌にやられて死んでしまい、生物界の生存競争で勝ちのこったのは生物Bのほうだった。 つまり何が言いたいかというと、おまえら俺達ニートにはやさしくしろってことだよ。
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