- 1 名前:白夜φ ★ mailto:sage [2011/02/02(水) 15:48:57 ID:???]
- 脳神経細胞:幹細胞培養液で再生 名古屋大・ラットで成功 「大量生産」「安価」に道
◇生きた細胞使わず がん化、拒絶反応のリスク軽減 名古屋大の研究チームは、臓器などの細胞の基になる幹細胞を培養した液体を使い、 脳梗塞(こうそく)を起こしたラットの脳神経細胞を再生させることに成功した。 3月1日から東京都内で開かれる日本再生医療学会で発表する。 生きた細胞を使わないため、将来、薬のように大量生産し、多くの患者に安価で使える 可能性がある。【永山悦子】 同大の上田実教授(顎(がく)顔面外科)らは、ヒトの乳歯から取り出した幹細胞の培養液を 濃縮し、その粉末を生理食塩水に溶かして、脳梗塞で歩けなくなったラットの脳に注射した。 すると、ラットは6日後に歩けるようになり、脳神経細胞が再生して脳梗塞の範囲が小さくなった。 さらに、同じ粉末を溶かした生理食塩水を、ラットの鼻から2週間続けて注入したところ、 歩けるようになったうえ、脳梗塞の範囲は脳に直接注射した場合の約3分の1まで小さくなった。 チームは、幹細胞に含まれるたんぱく質が、体内に存在する別の幹細胞を患部へ誘導して 細胞を再生させていると推測。培養液にも同じたんぱく質が溶け出し、幹細胞を移植しなくても、 同じ効果があったとみている。 上田教授は「再生医療の常識を変える結果だ。細胞を移植しないので、がん化や拒絶反応の 心配が少ない。事前に準備でき、発症直後の治療が必要な脊髄(せきずい)損傷患者への 効果が期待できる。作成コストも、幹細胞より大幅に安くすむ」と話す。 毎日新聞 2011年2月2日 東京夕刊 ―――――――――――― ▽記事引用元 毎日jp mainichi.jp/select/science/news/20110202dde041040006000c.html
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