- 1 名前:白夜φ ★ mailto:sage [2009/08/24(月) 23:27:59 ID:???]
- ◇ES細胞:無重力で培養 再生医療実用化に弾み
さまざまな細胞になる胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を無重力の状態で培養したと、 弓削(ゆげ)類・広島大教授(細胞生物学)が24日発表した。重力のある地上では、 培養時に足場役の細胞や培養液が必要だが、無重力ではこれらを使う必要がないという。 安全なヒトES細胞の作成に道を開き、再生医療の実用化に弾みをつけるとして注目される。 ES細胞は受精卵の内部から、細胞を取り出し培養して作る。 培養時には他の細胞にならない状態を保ったまま増やす。 その際、足場役となるマウス由来のフィーダー細胞を敷いた容器を使い、 ウシなどの血清を含む培養液やES細胞の分化を抑えるたんぱく質などを加える。 このため、ES細胞をさまざまな臓器や細胞に分化させて治療に使う際、 安全性に問題があるのではないかと指摘されていた。 研究チームは無重力下で細胞が分化しにくくなることに着目。 人工的にほぼ無重力状態を作る装置を使い、マウスES細胞を培養すると、 ほとんどの物質が不要になった。できたES細胞の性質も通常と同じという。 弓削教授は「細胞には重力を感知し、分化を制御する仕組みがあるのだろう。 今後、ヒトES細胞や人工多能性幹細胞(iPS細胞)で試したい」と話す。【奥野敦史】 ▽記事引用元 mainichi.jp/select/science/news/20090825k0000m040039000c.html 毎日jp(mainichi.jp/)
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