- 1 名前:しじみ ★ mailto:sage [2018/05/16(水) 16:22:50.15 ID:CAP_USER.net]
- マダニにかまれて発症する感染症「ダニ媒介脳炎」の原因となるウイルスのうち、
重い症状となる「極東型」が札幌市内のマダニから初めて検出された。 北海道大の好井健太朗准教授(ウイルス学)の研究グループが確認した。 ダニ媒介脳炎は、国内では道内でだけ患者の発生が確認されている。 患者4人のうち2人が死亡しており、研究者らは注意を呼びかけている。 研究グループは昨年5〜8月に札幌市内の公園や野山で約1200匹のマダニを採取。 遺伝子検査や試薬による検査で、一部のマダニから極東型のウイルスを検出した。 極東型は、1995年に道南で見つかって以来となる。 ウイルスは、極東型のほかに、欧州型とシベリア型がある。 欧州型とシベリア型が致死率1〜3%に対して、極東型は最高で致死率が30%にも達するという。 好井准教授は「極東型のウイルスが、我々の住む目と鼻の先で見つかったことに非常に驚いた」と話す。 ダニ媒介脳炎は、ウイルスを持ったマダニにかまれて感染する。 潜伏期間は7〜14日で、発症した場合、高熱やけいれんなどインフルエンザに似た症状を起こす。 重い場合は、精神錯乱症状や死に至ることもある。 欧州やロシアなど広い範囲で流行し、多い年では年1万人ほどが発症する。 国内では、93年に道南の女性で感染が初めて確認された。2016年には、40歳代の男性が感染して死亡し、 昨年も70歳代の男性が亡くなっている。 道内は、これから本格的な山菜採りのシーズンを迎える。好井准教授は「山野には肌を露出しない服装で出かける。 市立札幌病院などでは有料で予防ワクチンも接種しており、心配な人は事前に打っておく手もある。 かまれたと思ったら医療機関を受診してほしい」と注意を呼びかけている。 画像:「ダニ媒介脳炎」のウイルスの感染源となるマダニ https://archive.li/oAHSe/2c0e84c63e02c083ce25778365bdf93435151ef6.jpg https://archive.li/oAHSe/544c75bc9df550c2059490ade5e8212ea2af0acc.jpg 読売新聞 www.yomiuri.co.jp/science/20180516-OYT1T50024.html
|
|