- 784 名前:この子の名無しのお祝いに mailto:sage [04/04/05 22:13 ID:aoaVicsz]
- 秀夫も千代吉も、お互いに相手は死んでると思ってたんだろうね。
一番の悲劇は、相手が生きていることを知ってしまったこと。 和賀は、父親への鎮魂曲ともいえる宿命を作曲して、父の魂を昇天させ、名実ともに秀夫と決別するはずだった。 ところが父がまだ生きていることを知って、過去に引き戻される恐怖を味わった。 千代吉も、秀夫が生きていることを知り、自分を嫌って逢いに来ないのだと分って、とても辛い思いをした。 「そんな人、しらねえ!」というのは、千代吉の秀夫に対する恨みの言葉だったんだろうね。
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