- 409 名前:379 mailto:sage [2006/12/17(日) 12:04:33 ID:/nODQn25]
- イエスは説きました。人の本体は霊であり、肉体ではないのだと。ですからその教えに
接していた直弟子達は、イエスの言葉を物質的に解釈するのではなく、霊的にとらえる訓練を 日頃からしていました。そうすることによって初めてイエスから霊について学べるのだと、 ちゃんと知っていたからです。 しかし、イエスの教えを聞きに来る聴衆の多くは、それに気づいていませんでした。その人達は イエスに望んでいました。肉体の病気を消してもらいたい。パンと魚をもらい肉体の飢えを無くして もらいたい。ユダヤの王になって強大な国家を造り、ローマの支配から解放してもらいたい。等々です。 ある日、そんな人達に向かってイエスはいいました。私の血を飲み肉を食べた者でなければ 天国には入れない、と。 それを聞いた聴衆は叫びました。そんなこと出来るはずない。あなたは私達に、あなたを喰えと 言うのかと。 その人達は物質を基準として物事を判断するのが当たり前だったので、 イエスの言った「私の血と肉」という言葉を、物質的な肉体として 考えてしまったのです。 聴衆の大部分は、イエスから去っていきました。 霊的な解釈ができる人達を除いて。
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