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もういや 携帯電話開発 お前ら元気ですか Phase5



466 名前:YRP常駐from群馬 [04/08/15 23:44]
日常化したデスマーチに俺の部下の上等兵が倒れてホテルで5日間寝込んだ
事があったのだが、3日目に俺が「食事を届ける為に夕方に一度外出させて
ください」と申し出たところ、
「許可を得る為の手続き業務に時間がかかるので、もう3日間待ってください」
という返答を受けたのだ。俺が上等兵の身を案じている姿が、彼らには奇妙に
映ったらしい。何故そのような余分な気を回すのかと、無表情な顔から棒読みの
口調で質問されたものだ。

何かがおかしいのだが、俺達にはその雰囲気に対して発言する権利を与えられて
いなかった。

俺はたまりかねて夕方の定時後に抜け出し、上等兵の様子を見に行った。
ホテルの部屋の中で、彼はすっかり病人の色をしていた。毎朝毎晩、俺は
上等兵の様子を確認しに寄っていたのだが、いつも彼は
「私は大丈夫です。ゴホッ、ゴフッ・・・、軍曹殿は気にせずに出勤してください」
と言って、俺が病院に連れて行くのを拒んだ。病院へ行く事になれば俺も欠勤
しなければならないと気遣ってくれているのだ。そう、彼は自分の会社ではその
まま欠勤処理されていたのだ。

職場を抜け出して食料と医薬品を調達してホテルに向かうと、上等兵は本当に
虫の息に見えた。バスルームには明らかに吐血したのを隠した跡があった。
「ぐ、軍曹殿。私の事は構わないで下さい。貴方の評価まで傷ついてしまう」
「何を言っているんだ!一緒に群馬に戻ろう」俺はやせ細った上等兵の肩を
抱きしめた。骨と皮じゃないか。
俺の中で何かが切れた。






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